ラグビー関東大学対抗戦応援のご報告

イベント: ラグビー関東大学対抗戦 明治対早稲田

日  時: 2019年12月1日(日)キックオフ 14時

場  所: 秩父宮ラグビー場

参 加 者 : 小川紳夫、舟崎信義夫妻、淀静香、淀義明

      向井淳(祝勝会のみ)

      多摩支部として106名の参加(参加希望者143名)

      ※ラグビー人気により参加希望者全員分のチケットが

       取れませんでした。

結  果: 36対7 圧勝!

※1位 明治 2位 早稲田 3位 帝京 3位 筑波

観戦記:小川紳夫

久々の完全勝利

 歯が立たなかった帝京をともに破って25年ぶりの全勝対決。ワールドカップ人気も加わって試合開始前から紫紺の旗を振って興奮気味の秩父宮のスタンド。まだ緑のままの銀杏並木を望むスタンドは6割あるいは7割が明治ファンだったように思われた。

 16分に先制したものの、25分にはトライを許し、「今年の明治は強い」と思いつつも「苦手な早稲田」の印象が頭をよぎった。10対7とリードしていても互角の戦いという印象であった。

 後半早々にキャプテン武井がトライ。ここからは、FWの強さだけではなく、多彩な攻撃で早稲田の反撃を阻んだ。圧巻はかなり長い距離をモールで押し込んでいってトライまでつなげた場面。しかも2度までも。ただ重いFWの「前へ、前へ」の力技ではなく、選手が一つになった「チームの意志」が感じられるプレイの数々であった。

 技術でも試合運びでも、早稲田を全く寄せつけなかった今年のチームは見事。何がこんなに選手を変えたのか。

 ともあれ初冬の日差しの中「白雲なびく・・・」の大合唱で、気分良くスタンドを後にした。町田からは舟崎さん夫妻と小川、そして席が離れていて姿は確認できなかった淀さん夫妻の5名の参加であった。

 12月21日から登場する全国大学選手権。また、楽しみがつながった。選手の皆さん、希望をありがとう。

観戦記:舟崎信義

昨季は全国大学選手権で天理大に勝利し大学王者なり、今年の関東大学対抗戦の最終の早稲田戦まで余裕をもって全勝(帝京戦:40-17、慶応戦:40-3、他)で勝ち進んできていました。一方早稲田も全勝とは言いながら接戦(帝京戦:34-32、慶応戦:17:10他)で潜り抜けてきた印象であり、戦前から明治有利の予想が支配的で試合開始前の練習から自信に満ちた様子がうかがえました。

前半の開始直後から、FWの力の差が歴然で明治の持ち前のスクラムやモールの強さを発揮して早稲田を終始圧倒し安心して見ていることができる試合でした。

前半の試合展開は、「17分に左展開から明治・箸本が先制トライ、25分に右展開から早稲田・岸岡が反撃トライ、30分に明治・山沢がペナルティキック成功」と早稲田にも勢いと粘りがあり10:7の小差で折り返しました。

後半は、明治の体力の強さ、緻密さ、精度の高いプレイで、武井(2)、安(1)、山村(1)が4トライを上げ、一方早稲田の攻撃を無得点に抑えて26:0の大差となり、36:7でノーサイドとなりました。

これまで、早稲田の素早い展開ラグビーで惜敗し悔しい思いをすることがありましたが、今年の明治は南アフリカの強いフォワード陣のように早稲田を終始圧倒し、スクラムでもモールでも自信をもって押し切り、バックスも見事なタックルを連続して、擦り抜けられない。こんな強い明治を久しぶりに見て、帝京大学の黄金時代は終焉し明治の時代が始まると予感させられました。

来る大学選手権では東海大や天理大などのライバルも立ちはだかると予想されますが、昨年に引き続き大学王者になってくれるものと信じています。来年の1月2日の準決勝、1月12日の決勝が楽しみです。

ラグビーを良く知らない方でも秩父宮ラグビー場で応援をしませんか。明治の強いラグビーを楽しみながら明治の圧倒的な応援の中に身を置くと自然と力が湧いてきます。

※写真をクリックすると拡大されます。   (撮影:江面利和)